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高圧酸素療法

のご紹介

​高圧酸素療法

高圧酸素療法、高気圧酸素治療とは、

大気圧よりも高い気圧環境の中に患者さんを収容し、高濃度の酸素を吸入させることによって、病態の改善を図る治療方法です。

​写真のような高気圧酸素治療装置(耐圧タンク)の中に患者さんを収容して密閉した後、100%の酸素を満たし、その圧を2~3気圧まで上げた環境の中に約1時間居てもらいます。これにより身体組織内の酸素濃度を上げ、損傷した神経や組織を修復し、治療する方法です。

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現在、徳島県内にはこの装置が設置されているのは当クリニックのみです。

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当クリニックで高気圧酸素療法を行った疾患は…

脳梗塞(脳血栓症、脳塞栓症)

突発性難聴

網膜動脈閉塞症

放射線障害性膀胱炎、直腸炎(血尿、血便)

​糖尿病性抹消循環不全(皮膚潰瘍)

顔面神経麻痺(末梢性)

帯状疱疹後神経痛

​など

脳疾患のうち脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)、重症頭部外傷、開頭手術後の意識障害などがその適応になります。

特に脳梗塞は、脳内の血管(動脈)の閉塞により脳局所の酸素不足または無酸素により脳組織が損傷するもので、治療として脳組織内の酸素濃度を上げる高圧酸素療法は理論的にも適切な治療法です。

脳組織は低酸素状態に極めて弱く、短時間で脳損傷は完全なものとなり、その後にいろいろな治療を行っても回復は絶望的となります。

そのため高圧酸素療法は、脳梗塞の発症後の早期に開始する必要があります。

脳疾患以外に以下の疾患にも適応があります。

​急性一酸化炭素中毒その他ガス中毒、急性心筋梗塞、重症の低酸素性脳機能障害、網膜動脈閉塞症、突発性難聴など

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